Yahoo!ニュースに、酷暑での全国高等学校野球選手権大会の開催を疑問視する記事の見出しがありました。読んでいませんが、ナイター開催、大阪ドーム開催、開催時期の変更などの提案がなされているのだと思います。お決まりのパターンなのが予測できて、マウスをクリックする時間すら面倒でした。私は、解決策があるとすれば阪神甲子園球場のドーム化しかないと思っています。

　高校の部活の全国大会を越えた独特の魅力が、甲子園にはある気がします。阪神甲子園球場の通称の甲子園が、大会自体を指すのも独特。土を持って帰るのも独特。NHKが全試合生中継するのも独特。大阪ドーム開催にすると、独特の魅力のいくつかが失われる気がします。ナイター開催になれば、埼玉西武ライオンズの試合と重なるから見ることができません。変わってほしくない部分が多いのです。

　「暑さのせいで、全力でプレーできないのではないか？」という不安が、私の楽しみの邪魔をしています。体調面ではなく、野球には適さない環境で試合をさせることへの不満です。雨の悪条件での試合と同じです。ドロドロでボールが転がらない試合は、野球には見えませんでした。全力でプレーできずに敗退するのは、スポーツではない気がするのです。

　選手が不満に思っているかは関係なく、私がそう思ってしまうのだから仕方ありません。ドーム化しても、地方大会はどうするのか、普段の練習はどうするのかの問題が残ります。開催時期をずらせば、夏休みという言い訳もできなくなります。私には、解決策は思いつきません。

2023年8月28日